住まいの維持
私は東京都23区内の集合住宅に住んでいます。
ローンは完済していますので、月々の管理費、修繕積立金、駐輪場代を払うだけで住み続けられます。
しかし、時間が経過するほど手をかけていく必要がありますので、それらの費用だけではすみません。
大きなものとしては給湯器の買い替えがあります。家庭用であれば寿命は製造から10年とされており、定期的に数十万円の費用をかけていかなくてはなりません。
水回りも経年劣化や電気系統の故障などでリフォームなり部品交換なり、何らかの費用が発生します。
実際に、キッチンの蛇口(ワンホール混合栓)がスムースに動かなくなってしまいそれを機にリフォームしましたし、購入時に付いていた温水洗浄便座も不調になったため買い替えました。
今後も住み続けるとなると、洗面所や浴室のあたりはリフォームをすることになりそうです。
キッチンをリフォームして使い勝手の良さや細かい点の改善に感動したので、それそのものは正解でした。
この調子で順次浴室や洗面所もリフォームするのもいいのかなと思いましたが、果たしてそれが正解なのかと感じ始めています。
住み替えを考え始めた理由
住み替えを考え始めた理由はいくつかありますが、大きくは2つです。
1つはいまの集合住宅に住んでいると、間違いなく管理費や修繕積立金が上がることです。
国土交通省がマンションの修繕積立金に関するガイドラインを出していますが、現在の金額設定は妥当とされる金額よりも低い設定です。何度か値上げしてきていますが、いまだ妥当範囲に入っておらず、これまで積立してきている金額も不足しているわけで、大きく上げないと大規模修繕で必要とされる費用がまかなえなくなる可能性があります。
古くなっていく住宅に住み続けるために必要な維持費が増えていくことは自明の理ですが、ここにどうしても住みたいという理由はありません。
もう1つは間取り的な理由です。
私の世帯は夫婦二人で共働きです。子どもはいませんし、友人を家に招くことはありません。
家の中で場所を取る趣味(鉄道模型があふれているとか、数千冊の書籍を置いているなど)もありません。
購入当初はあまり深く考えていませんでしたが、現在の3LDKではなく2LDKで十分だという気がしています。(収納力や平米数にもよります)
不動産価格が高止まりしており、中古集合住宅の価格の下落が始まっているとはいえ、売るなら悪くない時期に思えます。
住み替えの先は
住み替えを考え始めたところなので、具体的な計画は立てていません。
不動産が活発に動くのは2月から3月にかけてであり、これから動くのではそれには間に合いません。
ただ、調査は始めようと思い、きちんと査定をしてもらおうと考えています。
住み替え先をどうするかも確定はしていません。
戸建てにすることはないと思います。次もおそらく集合住宅でしょう。
集合住宅も大規模から小規模まで、超高層タイプから低層タイプまで、いろいろとあります。
買い替えという手もありますし、賃貸という手もあります。
不動産を持ってみて、そのメリットもデメリットも理解できたと思います。
所有することにこだわりはありません。
中古の集合住宅価格や在庫水準を見ていると、ピークは過ぎてきたという印象があります。
ローン返済に追われているなどの問題はないのでむやみと焦っても仕方ありませんが、ひょっとすると2023年のうちに引っ越しをしましたというような報告をすることになるかもしれません。
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